こんにちは。
ハリナ堂鍼灸院(@ハリナ堂鍼灸院)です。
妊娠中のケアに「ツボを使ったケア」は薬に頼らず、ここちよく過ごすためにおすすめです。
そのときに、気をつけないといけないのは、妊娠中に押してはいけないツボ。
またツボの押し方ややりがちなNG行動もお伝えします。
知っているだけで、妊娠中のセルフケアを安心安全に行なえます
- セルフケアのお灸に興味があるマタニティーの方
- パートナーにマッサージしてもらっているマタニティーの方
妊娠中の禁忌のツボ一覧
肩、手、足と様々な場所にあります。
- 陣痛を誘発しやすいツボ
- 陣痛を促進するツボ
などです。
押してしまったからすぐに陣痛に繋がってしまう!という訳ではありません。
しかしながら、お腹が張りやすい方などは特に気をつけてくださいね。
またお腹は書いてはいませんが、お腹は押さないでくださいね。
また他にも妊娠中は押さない方がよい場所はあります。全て記載すると「全身」となってしまいますので、特に注意が必要な場所を記載します。
それでは、一つずつ解説していきます。
妊娠中押してはダメ! 肩のツボ
肩井(けんせい)
肩が凝ったときに自然と手がいく場所にあるツボです。
陣痛促進のツボのため、妊娠中は禁忌です。
- 肩のまんなか
- ‘肩の端’と‘首のつけ根’のまんなか
妊娠中押してはダメ! 手のツボ
合谷(ごうこく)
頭痛や便秘で検索するとでてくるツボ。
身近なツボですが、妊娠中は禁忌のツボです。
胎盤がでないときや、難産のときに使うといいと鍼灸の古い書物に記載があります。
- 手の甲にあります
- 手の親指と人差し指の付け根にあるくぼみ
妊娠中押してはダメ! 足のツボ
太衝 たいしょう
太衝(たいしょう)は陣痛促進のツボのため、妊娠中は強く押さない方がいいツボです。
- 足の甲にあります
- 足の親指と人差し指の骨と骨が合わさるところ
崑崙 こんろん
崑崙は 胎盤が出ないときや難産のときのツボです。
妊娠中は禁忌とは記載はないのですが、避けた方が無難です。
- 足首にあります
- ‘外くるぶし’と‘アキレス腱’の間の凹み
足の裏
妊娠中禁忌のツボの5つ目は、ツボではないのですが足の裏です。
陣痛を強める足つぼの反射区です。
- 土踏まず〜踵(かかと)にかけて
三陰交 さんいんこう
安産のツボとして有名な三陰交(さんいんこう)ですが、ツボ押しやマッサージをするうえでは、要注意です。
三陰交は、深く刺すことで堕胎(中絶)させたと鍼灸の古典に書いてあります。
鍼は操作の仕方によって、冷やしたり温めたり正反対の効果を出すことができます。
マッサージなどのときも
三陰交を
- ツボ押し棒で押す
- 強めにマッサージする
などは、やらない方がよいと思います。
安産のツボとして有名な三陰交ですが、
グリグリ強く押したりはNGです。
- 足首の内側にあります
- 内くるぶしから、指4本分 膝よりの場所
妊娠中のマッサージをするときの注意点
妊娠中のマッサージの注意点は、ツボ以外にもあるので一緒にお伝えします。
強く揉まない
強すぎるマッサージは、
- 疲れているとき
- 体力が低下しているとき
にはかえって体の負担になります。
妊娠中は摩る程度でも十分な方も多いです
寒い場所や冷たい手でマッサージをしない
- 寒い場所
- 冷たい手など
体を冷やしてしまっては逆効果です。
室温、衣服、ひざ掛けの利用など、暖かい環境が大切です。
違和感に従う
- なんだか嫌な感じがする・・・
- 気持ちよくない・・・
など、その日その日でぴったりのケアは違ってきます。
体が不快なときは中止した方がいいです。
体の声を聴きながらセルフケアをしてくださいね。
妊娠中 禁忌のツボ まとめ
妊娠中に禁忌のツボは
- 肩
- 肩井① 肩先と首の間
- 手
- 合谷② 手の甲
- 足
- 太衝③ 足の甲
- 崑崙④ 足首
- 足裏⑤
- 三陰交⑥ 足首
にあります。
妊娠中のセルフマッサージで注意することは
- 強すぎるマッサージ
- 体が冷える環境
- 不快に感じる
上記の時は中止したほうがいいです。
妊娠中のお悩み毎にツボを使ったセルフケアをご紹介しています。
よろしければ見てみてくださいね!