妊娠中・産後のむくみにおすすめのツボとお灸のやり方

こんにちは。

ハリナ堂鍼灸院(@ハリナ堂鍼灸院)です。

  • 妊娠の経過は順調だけど、むくみが気になる
  • 産後むくみが気になる

疲れがたまってくると、夕方には足もむくみがちになりますよね。

そんな時はお灸も取り入れると楽になりやすいです。

今回は妊娠中・産後の疲れむくみにおすすめのツボとお灸のやり方をご紹介します。

この記事はこんな方にオススメ
  • 妊娠の経過が順調な方
  • 疲れやむくみがある方
  • お灸でケアをしたい方

※妊娠中のお灸は産婦人科の先生に許可をいただいてから実践してくださいね。

ツボを使ったケアは手軽にできて、ここちよくおすすめです。

  • ツボの場所
  • お灸のやり方
  • 生活面でのちょっとした工夫

をお伝えしますね。

Contents

妊娠中・産後のむくみにおすすめのツボ

妊娠中・産後の むくみにおすすめのツボ ①太溪(たいけい)

太溪たいけい)は

  • 疲労
  • 足腰の冷え
  • アンチエイジング

などにも使われるツボです。

太渓(たいけい)のお灸はお疲れがたまってらっしゃる妊婦さん・産後の方におすすめしています。

太渓(たいけい)の場所
  • 足首内側
  • 内くるぶしとアキレス腱の間
  • 一番凹んでいるところ

太渓たいけいを使うときの注意

  • 強く押したり、グリグリ押さない
    • お腹が張ってしまうことがあります
  • 冷やさない
    • 足首を冷やさないようにしてくださいね
  • 外くるぶしと間違えないで
    • 外くるぶしとアキレス腱の間のツボ(崑崙こんろん)は妊娠中は禁忌のツボです
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内くるぶしとアキレス腱の間です。

※外くるぶしとアキレス腱の間ではないので気をつけてくださいね!

妊娠中・産後の むくみにおすすめのツボ ②復溜(ふくりゅう)

復溜(ふくりゅう)

  • 足のむくみ
  • 体の水分を排出
  • 腎を強める

ツボです。

妊娠中・産後と安心して使えるツボで、水分代謝が悪くなった時のむくみには復溜がオススメです。

復溜(ふくりゅう)の場所
  • 足首内側
  • 内くるぶしの一番高いところから、指(2〜)3本分膝よりのところ
  • アキレス腱の際にとる
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アキレス腱の際(きわ)です。

妊娠中・産後のむくみのツボ のお灸のやり方

STEP
お灸を用意する

【どこで買える?】

  • ネット
    • amazon
    • 楽天
  • ドラッグストア
    • 湿布コーナーに並んでいることが多いです

で購入できます。

【おすすめのお灸】

  • 台座灸といって、厚紙の台座の上にモグサがのっているタイプが扱いやすくおすすめです
    • 初めての方は、シールで貼れる「せんねん灸竹生島」がおすすめです
STEP
お灸の準備をする

【準備するもの】

  • お灸
  • ライター
    • 100円ショップやコンビニで売っています
    • 点火できなくなることがあるため、2つくらい用意しておくと安心です
  • サインペン
    • ツボを見つけたら目印に点をつけます
  • 水をはったマグカップなど
    • 使い終わったお灸を捨てます
  • 不要になったフェイスタオルなど
    • お灸の灰などが落ちたとき用に下に敷きます
STEP
ツボを見つける
  • お灸をする姿勢になってから、ツボを見つけます
  • 太渓復溜のツボの場合はあぐらの姿勢がおすすめです
  • ツボを見つけたら、サインペンなどで点をつけておきます
STEP
お灸に火を付ける
  1. お灸のシールを剥がす
  2. 指につける
  3. お灸を横向きにして、ライターで火を付ける
  4. お灸の先が赤くなればOK
STEP
太谿のツボにお灸を置く
  • 火のついたお灸を、ツボに置きます
  • 途中、熱すぎたら、台座部分をもってはずします
  • 大丈夫なら、そのまま
  • 台座が冷めてから、お灸をはずします
STEP
お灸を外す
  • 水をはったマグカップなどに、お灸を捨てます
  • お灸をした部分がほんのり赤みがあれば、1つでOKです
  • もし、お灸した周りのお肌に変化がなければ、もう1つずつお灸をしてもいいかもしれません
STEP
次に復溜にお灸をする
  • 太谿のお灸が終わったら、同じように復溜にもお灸をします。
  • 近い場所に一度にお灸をすると、お灸を外す際に指が熱くなってしまう場合があるため、2回に分けてのお灸をオススメしました。
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お灸は
☓多ければ効く
☓熱ければ効く
訳ではありません。

じんわりあたたかく
お灸をした周りのお肌がほんのり赤みがかるのがちょうどいいサインです。

ツボ押し以外に 出来ること

妊娠中・産後のむくみがあるときに、今すぐできることをお伝えしますね。参考にしてください。

歩幅を大きく

歩く際は、みぞおちからが足のつもりで、歩幅を大きめに歩きます。

ふくらはぎの筋肉が効果的に使えるため、足の筋肉のポンプ作用で足の水分が心臓へ戻りやすくなります。

冷やさない

体の水分代謝と関わりが深い東洋医学でいう「腎」は冷えが苦手です。

腎を強めるためにも冷え予防は大切です。

  • 冷えに気をつける部位
    • 腰、お腹、太もも、ふくらはぎ、足首、足裏、二の腕
  • 温めグッズ
    • レッグウォーマー、腹巻き、靴下、上着、ひざ掛けなどを利用するといいですよ

ゆったりした服装へ

まだお腹が大きくない妊娠初期から、ウエスト部分に下着などのウエスト部分の締め付けがない(ゴムの跡がつかない)服装がオススメです。

不快感が軽減されリラックスしやすくなります。

リラックス→疲労回復→むくみ解消へ

骨盤ベルトを利用する

妊娠中・産後は、ホルモンの変化で、骨盤がゆるんできます。

骨盤ベルトを利用することで、骨盤が安定するため、ふくらはぎを使って歩きやすくなり、むくみ解消になります。

ゆるんだ骨盤は産後半年ほどかけて元に戻ります。

その間必要なのは、骨盤整体ではなく、休養+正しい姿勢です。

毎日の姿勢が体の筋肉を作り、体の筋肉が均整のとれた体を維持します。

骨盤ベルトをすることで、正しい姿勢が楽に作れます。

疲れをためない

妊婦中、産後は疲れやすいので、こまめに休んで翌日に疲れを繰り越さないようにするといいですよ。

日中は出来れば横になる時間を作るようにするといいですよ。

夜間はスマホは控えて、睡眠の質をあげるのもオススメです。

harina

元気になれば運動したくなってきます。
疲れを自覚しているときは、まずは体を休ませるといいですよ。
無理してウォーキングなどをしないようにしてくださいね。

妊娠中の方へ 妊娠中NGなツボがあります

harina

妊娠中の方は注意したいツボがあるのでお伝えしますね!

妊娠中の方はツボを使う際に注意が必要です。

気をつけるポイントは次の3つです。

  1. 肩こりや便秘で検索してでてきたツボは要注意
  2. ぎゅうぎゅう強く押したり、尖ったものでチクッと刺激したりしない
  3. ツボ押し禁忌の場所
    • 外くるぶしとアキレス腱の間
    • 土踏まず
    • 肩と首の間あたり
    • 手(親指とひとさし指の間)
      • など・・・

詳しくはこちらの記事に書きました。

「妊娠中の疲れやむくみにおすすめのツボとお灸のやり方」まとめ

疲れやむくみがある方へおすすめのツボ

  • 太溪たいけい
    • 足首内側にある
    • 内くるぶしとアキレス腱の間
    • 一番凹んでいるところ
  • 復溜ふくりゅう
    • 足首内側にある
    • 内くるぶしの一番高い場所から指3本分膝よりのところ
    • アキレス腱のきわ

太溪・復溜のお灸

  • お灸の購入先
    • amazon、楽天などネット
    • ドラッグストア
  • おすすめのお灸
    • せんねん灸竹生島
  • 準備するもの
    • お灸
    • ライター
    • サインペン
    • 水をはったマグカップ
    • 不要になったフェイスタオルなど
  • お灸のやり方
    1. あぐらの姿勢でツボをみつける
    2. サインペンで点をつける
    3. お灸に火を付ける
    4. 太谿のツボに置く
    5. 水をはったマグカップにお灸を捨てる
    6. 同じように、復溜にもお灸する

疲れやむくみがあるときのセルフケア

  • 歩幅を大きめに
  • 冷やさない
  • お腹を圧迫しない
  • 骨盤ベルトを利用する
  • 日中もこまめに横になって休む
  • 無理して運動しない
harina

肩こり、背中のこりを解消して、リラックスしやすいお体になることも大切です。
忙しすぎると疲れを自覚できないことも。
運動がおっくう、寝ても寝ても眠い・・・そんなときは疲れているサインです。

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