冷えからのお腹のはりにおすすめのツボ3つ

こんにちは。

ハリナ堂鍼灸院(@ハリナ堂鍼灸院)です。

妊娠中、うっかり体を冷やしてしまったとき

お腹がはったりしませんか?

今回は、冷えからくるお腹のはりにおすすめのツボをご紹介します。

この記事はこんな人にオススメ
  • 妊娠中のお腹の張りにお悩みの方
  • 体の冷えが気になる方

※妊娠中のお灸は産院の先生の許可をいただいてくださいね。

Contents

冷えからの妊娠中のお腹の張りにおすすめのツボ3つ

冷えからのお腹のはりに おすすめのツボをご紹介します。

冷えからのお腹の張りのツボ①太谿(たいけい)

足首内側にあるツボ太谿(たいけい)

  • アンチケイジング
  • 腰痛
  • 疲労時のケア

などにも使うツボです。

太谿(たいけい)の場所
  • 足首の内側にあります
  • 内くるぶしとアキレス腱の間
  • 凹んでる場所です

太谿(たいけい)の見つけ方のコツ

  1. 内くるぶしと、アキレス腱の間
  2. 一番凹んでる場所
  3. 指で押さえると拍動を感じます

むくみが強い方はツボが分かりにくいと思います。

ツボが分かりにくいほどのむくみがある方は疲労がたまっていたりと、体からSOSのサインかなと思います。

セルフケアよりも鍼灸院で全身のケアをした方が近道かもしれません。

harina

ツボの場所(足首内側)を冷さないことも大切です。
靴下やレッグウォーマーなどがおすすめです。
冷えてしまった場合は、靴下のうえからホッカイロを貼っておくと手軽にケアできます。

冷えからのお腹の張りのツボ②神闕(しんけつ)

お腹にあるツボ・神闕(しんけつ)

おへそです。

鍼灸施術では

  • 養生
  • お腹が冷えてしまった下痢
  • 冷飲食によるだるさ

などに使うツボです。

戌の日に腹帯をすると安産になるといわれますが、腹帯をすることで、神闕のツボの冷え予防にもなっています。

神闕(しんけつ)の場所
  • お臍(へそ)にあります
  • ツボ押しは禁忌です

神闕(しんけつ)の見つけ方のコツ

  • お臍(おへそ)のツボなので、見つけるのは簡単です。
  • ツボ押しは禁忌です
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ツボの場所を冷さないように
腹巻きやさらしで保温することをおすすめします。
しつこいですが、ツボ押しは禁忌です!

冷えからのお腹の張りのツボ③命門(めいもん)

背中のウエストラインにあるツボ・命門(めいもん)

  • 養生
  • 体の冷え

などに使うツボです。。

体は冷えてしまうと免疫力も下がり、様々な病の元になります。

陽のエネルギーの元になっている場所と捉えています。

命門の場所
  • 腰にあります
  • ウエストライン上の背骨にクロスする場所

命門(めいもん)の見つけ方のコツ

  • ウエストラインを見つけます
  • そのウエストライン上の背骨がクロスする場所
    • 妊娠中期以降はウエストラインが見つけにくいと思います
    • お臍のちょうど裏辺りになります
  • 今回は温めるために使うため、ピンポイントの場所が分からなくても大丈夫です
  • ツボ押しは避けましょう(グリグリ押すと陣痛を誘発する恐れがあります。)
harina

命門の場所を冷さないよう、
・腹巻きやさらしで保温する
・腹巻きやさらしの上からカイロなどで温める
などおすすめです

ツボの使い方

ツボの場所を冷やさないように

ご紹介したツボの場所を

  1. 温めることと
  2. 冷やさないように気を付けること

をおすすめします。

「なんだ、そんなことか・・・」と思われるかもしれませんが、“こんなこと”で体は随分楽になると思います。

太谿・神闕・命門の温めケア

  • 太谿の冷え予防
    • 靴下
    • レッグウォーマー
  • 神闕・命門の冷え予防
    • 腹巻き
    • さらし

の利用をおすすめします。

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冷えてしまったときは、靴下や腹巻のうえから、携帯用カイロなどを貼っておくといいですよ。

素材選びが大切

また、靴下や腹巻の素材選びは重要です。

直接肌に触れる素材は綿やシルクなどの天然素材がおすすめです。

吸湿性に優れているため、肌に水分が残りません。

おすすめ素材
  • 綿
  • シルク
  • ウール(羊毛)

吸湿性があり、汗を吸ってくれるため、お肌がサラサラに保たれます。

快適ですし、汗が冷えてしまう心配もありません。

NG素材
  • ポリエステル(フリースなど)
  • ナイロン(ストッキングなど)
  • アクリル(セーターなど)

吸湿性が少ないため、お肌に汗が残り冷えの原因に。

妊娠中の冷えの目安

お腹のはりと体の冷えは、医学的な因果関係はないそうですが、東洋医学では冷えは万病の元とも言います。

とくに妊娠中は冷やさないように注意することで体調が大きくかわります。

中には冷えているか自覚がない方もいらっしゃいますが、妊娠中はお風呂上がりのぽかぽかが続くようにイメージするといいと思います。

触ってみてヒンヤリしているにも関わらず、体を温めると不快に感じる場合は、冷えのぼせの場合が多いです。

上半身がのぼせて暑苦しいため、なかなか温めるケアができない状態です。

そんな方はのぼせのケアを先にすると、体が楽になることが多いです。

のぼせに関してはまた別記事でご紹介したいと思います。

ツボ押しは・・・NGです!

冷えからのお腹の張りに3つのツボをおすすめしましたが、私はツボ押しはおすすめしません。

東洋医学に基づく鍼灸では、ツボを使って気を足したり、引いたりします。

気を足すことを補法。気を引くことを瀉法といいます。

ツボをグリグリ強めに押したりすると、瀉法になってしまいます。

そのため今回の冷えからのお腹の張りにツボを使う場合は、ツボ押しはおすすめしません

補法(ほほう)瀉法(しゃほう)
意味気を補う
 =温める、元気にする
気を瀉する
 =冷やす、炎症をひかせる
こんなときに冷え、疲れなど捻挫、ぎっくり腰など

お腹のはりがあるときのおすすめの過ごし方

ゆっくり休むことも大切です

お腹がはるときは、疲れている場合も多いようです。暖かくしてゆっくり横になるようにしてくださいね。

また、スマホやテレビなど目を使うことも控えてくださいね。

目を閉じて、ゆったり過ごすことがおすすめです!

妊娠中はNGなツボもあります

ツボを押しは、体に優しいイメージがあるかもしれませんが、妊娠中に押してはいけないツボも多いです。

とくに、肩こりや便秘で検索してでてきたツボは妊娠中はNGなことが多いです。

また、妊娠中OKなツボも、ぎゅうぎゅう強く押したり尖ったものでチクッと刺激したりがNGなこともあります。

とくにお腹のはりがあるときは、要注意です。

冷えからのお腹の張りにオススメのツボ・まとめ

  • 冷えとお腹のはりには医学的な因果関係はないが、冷さないほうが妊娠中は体調が安定する
  • 冷やさないように気を付けるツボは三つ
    • 足首内側の太谿(たいけい)
    • お腹にある神闕(しんけつ)
    • 腰にある命門(めいもん)
  • ツボ押しは禁忌です
  • 冷え予防に靴下や腹巻、マタニティー用レギンスなどを利用する
    • 〇→綿・シルク・ウールなどの自然素材
    • ×→アクリル・ポリエステル・レーヨンなどの化学繊維
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おつらいときはお近くの鍼灸院を利用してみるのもおすすめです。

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