こんにちは。
ハリナ堂鍼灸院(@ハリナ堂鍼灸院)です。
お灸のセルフケアをしてみたいけれど、
たくさん種類があって選べない・・・
そんなお悩みありませんか?
せっかくのお灸ケア、自分にぴったりあったお灸でケアしたいですよね。
こちらの記事では
- お灸の種類
- お灸の選び方
を分かりやすくご紹介します。
自分にぴったりのお灸を選べるようになりますよ。
- お灸は何を選べばよいか迷っている方
- ライフスタイル・体調にあわせた“自分にぴったりのお灸”が知りたい方
お灸の選び方
市販されているお灸にはやり方によって、4つに分類できます。
お灸の種類
お灸の種類 | こんなお灸 | セルフケア向きか | |
① | 直接灸 | ・米粒サイズなどに手で形づくるお灸 ・肌の上に直接載せる | ☓ |
② | 間接灸 | ・台座や紙筒にセットされたお灸 | ◎ |
③ | 隔物灸 | ・味噌やしょうがをスライスしたものの上にするお灸 | △ |
④ | 棒灸 | ・タバコのような棒状のお灸 | △ |
熱いお灸は昔のお灸
江戸時代の浮世絵などにもお灸をしている描写がでてきます。
また、松尾芭蕉が足三里に灸を据えなら全国を旅した話は有名です。
昔からセルフケアにお灸は親しまれてきました。
多くは直接 肌にお灸をする直接灸をしていました。
お灸が
- 熱い
- 火傷する
- 悪いことをすると据えられる
というイメージがついたのは、
家庭で①直接灸をしていたためかと思います。
現在はセルフケアでも使いやすい
②間接灸が出てきたため
- ポカポカ
- じんわり
- 気持ちいい
お灸が家庭でもできるようになりました。
- ハリナ堂鍼灸院では直接灸を主に使いますが、指で空気を遮断して熱を緩和しているため、じんわり温かい体感です。
セルフケア向きのお灸とは?
セルフケアでお灸をするなら
- ①直接灸
- ③隔物灸
- ④棒状
は火傷の心配があり不向きです。
セルフケア向きの「お灸」といえば
- ②間接灸
になります。
セルフケア向けのお灸はツボに貼るだけのタイプの間接灸がオススメです。
セルフケアにオススメの間接灸は
- 台座灸
- パルプ(厚紙)の上にお灸があり、熱を緩和できるお灸
- 紙筒灸
- 紙筒の中にお灸があり、熱を緩和できるお灸
と2タイプあります。
使いやすい台座灸
お灸が初めての方には、台座灸がオススメです。
シールでツボに貼り付けられるため、お灸が途中で落ちる心配がありません。
商品名だと
商品名
- せんねん灸
- オフソフト
- 始めてのお灸
- レインボー
- 長生灸
などです。
慣れてきたら紙筒灸
お灸に慣れてきたらら、紙筒灸もオススメです。
糊面が少ないので、慣れないうちは「落ちてしまいそう」と心配されるかもしれません。
実際には落ちないようになっています。
モグサの量も多いので、より本格的なケアができます。
商品名
- カマヤミニ
- 弱
- ツボ灸ネオ
- ネクスト
温熱レベルの選び方
熱ければ効く訳ではない
「お灸は熱ければ効く!」
という訳ではありません。
「少しもの足りないかな?」
くらいの方が効果的です。
少し足りないくらいの熱刺激でお灸をしたほうが、
- 副交感神経が刺激され
- リラックスできます
リラックスできると、
- 痛みを感じにくくなったり
- 胃腸の調子がよくなったりします
メーカーにより異なる温熱表記
ツボに貼り付けるだけで、適温でお灸ができる間接灸。
そのため、温熱レベルごとにお灸を選ぶようになっています。
温熱レベルは各メーカーにより表現がさまざまです。
低温 | 中温 | 高温 |
ソフト | レギュラー マイルド | ハード |
弱 | 中 | 強 |
竹生島 | 伊吹 | にんにく しょうが |
と分かれています。
弱・ソフト は手足向き
セルフケアのお灸は手足が主です。
手足には、温熱レベルが低いものがオススメです。
弱・ソフトと表記されています。
レギュラーは足裏向き
足裏にお灸をする際は、角質が厚くなるため温熱レベルも中がちょうどよいです。
レギュラー・中・マイルド
などと表記されています。
極弱はリラックスしたいときに
- リラックスしたいとき
- お灸の熱さが苦手な方
- お子さま
には、温熱レベル極弱がオススメです。
せんねん灸の
- レインボー
- はじめてのお灸
が極弱にあたります。
好みで選ぶ!無煙タイプ・芳香付きタイプ
- 無煙タイプ
- 香り付タイプ
のタイプのお灸もあります。
煙の有無、香りの有無はお好みで選んでいただいて大丈夫です。
もぐさには天然の芳香成分が含まれています。
そのため、お灸の香りにはリラックス効果があります。
香り付きでなくても、とてもここちよい香りがします。
オススメのお灸4選
セルフケアにオススメのお灸をご紹介します。
こちらでは間接灸の中でも、台座灸にしぼってご紹介しますね。
メーカー毎に様々な商品がでています。
メーカー | 商品名 | 生産地 |
セネファ | せんねん灸 | 日本 |
山正 | 長生灸 | 日本 |
東京山正 | ツボ灸禅 | 日本 |
大和漢 | 大和漢 | 中国 |
亀屋佐京商店 | 台紙付お灸 | 日本 |
日進医療器 | ユニコらくらく灸 | 日本 |
下線のせんねん灸や長生灸はドラッグストアでも市販されていることが多いです。
こちらも、たくさん種類があり迷ってしまうと思います。
ライフスタイルや症状に合わせたオススメのお灸をご紹介していきます。
スタンダードタイプ
セルフケア向けの使いやすいお灸、台座灸。
その台座灸の中でもオーソドックスなタイプのお灸をご紹介します。
芳香付きお灸
芳香付きの台座灸は商品がたくさんあります。
ドラッグストアには並んでいませんが、ネットでどなたにも購入できるちょっとおしゃれなパッケージのお灸もご紹介します。
妊娠中、産後、子育て中のセルフケアが、少しだけワクワクした気持ちになれるのではと思います。
火を使わないお灸
お灸ケアは
- 陣痛を軽くしたり
- お産を自然の力で進めたり
- 後陣痛のケア
にも使えます。
陣痛時や、後陣痛のケアだと、主に産院での使用になるため、火を使わないタイプのお灸がオススメです。
煙が少ないお灸
自分はよくても、家族からお灸の煙が嫌だと言われる方もいらっしゃいます。
そんな方には煙が少ないタイプのお灸がオススメです。
お灸の保管方法
お灸はヨモギの葉を乾燥させて、精製して作られています。
なので湿気に弱い。
お灸を購入したら、保管場所に気をつけましょう。
- 湿度が高くならない場所
- 棚の上の方
- 引き出しの中
- 低湿度が保てる保管容器
- 密閉できるタッパー
- 密閉できるガラス容器
- 桐の箱
除湿材も利用して、湿気から守ってくださいね。
お灸の種類と選び方 まとめ
お灸の種類
- 直接灸
- 間接灸
- 台座灸
- 紙筒灸
- 隔物灸
- 棒灸
セルフケアには間接灸がオススメ
なかでも、シールで貼るタイプの台座灸が使いやすいです
お灸の選び方
- 温熱レベル
- メーカーにより表記がさまざま
- 一般的に女性は低温タイプを
- (下表・左欄)を選ぶといいです
弱 | 中 | 強 |
ソフト | マイルド レギュラー | ハード |
はじめてのお灸 レインボー 竹生島 | 伊吹 | にんにく しょうが 味噌 |
- 無煙タイプ・芳香付きタイプ
- 好みで選んでOK
- 火を使わないお灸
- 産院で使うとき
- 忙しくてお灸をする時間がない方
オススメのお灸
- スタンダード
- 芳香付き
- 無煙タイプ
- 火を使わないお灸
続けやすさが大切です。
ライフスタイルに合わせて
使いやすいものを選んでくださいね。